物流のあるところにフォークリフトあり
倉庫業務が存在する以上、不可欠なのがフォークリフト。フォークリフトとは2本のツメを持つ特殊自動車で、荷物の架台となるパレットにツメを差し込み、まとめて多くの製品を運ぶのに使用されます。一時保管にもトラックからの荷卸し、荷積み作業にも必ず使用します。取り扱う製品が何であっても物流が必要となる現場では必ずフォークリフトが必要となるため、どの現場でも活躍の場があるのです。
フォークリフトマンになるためには
フォークリフトマンになるためにはフォークリフト運転技能講習修了証を取得することが必須です。また、一度に扱う荷物は1トン近くにもなり、少しのミスで約1トン分の製品を破損させる危険もあるため、細かい運転技術が重要になります。冷凍製品であれば倉庫は常に氷点下と寒く、温度変化に関わらない製品であれば倉庫に空調をつけないことが多いため、作業環境は外気温に左右されるでしょう。作業環境がどれだけ異なろうとも、フォークリフトマンは一定の運転技術で仕事をこなさなければいけません。慎重かつ丁寧な動作、タフな精神力、正確な技術を磨く必要があるでしょう。
フォークリフトの仕事のメリット・デメリット
作業環境の厳しさはフォークリフトマンのみならず、物流関係の仕事はどれも同じでしょう。フォークリフトの場合はそれに加え慣れるまでは体を痛めるリスクが伴います。運転席に座った姿勢で長時間、製品を破損させないよう移動させる作業は心身を緊張させるため、腕や腰に負荷がかかります。とはいえ、練習を繰り返してひとたび技術を身につければ業務もスイスイこなせるようになります。特殊免許を要する仕事であるため給与はやや高め、かつ倉庫には欠かせない仕事であるため、全国に需要がある点がメリットといえるでしょう。
フォークリフトの求人情報では免許区分の欄に“○トン以上”と記載されていないことがありますが、記載がない場合は“1トン以上”と捉えるようにしましょう。